ブライス誕生の秘密
現在、女性の間で人気があるブライス(Blythe)は、あのなんともいえない目と
顔とそして、少しアンバランスな体系だけど、なんだか可愛いそんなドールです。
ブライス(Blythe)がどこで発祥したか?
ブライス(Blythe)1972年にアメリカのケナー社(Kenner)から発売されました。
その当時ケナー社に所属していた、デザイナーだったアリソン・キャツマンが
デザインしたドールです。
子供が親しみやすいように体に対して、大きな頭(三等身でグレープフルーツ大)を
持たせ、頭の後ろから出ているひもを引っ張ると目の色が4色に変わるギミックを
組み込みましたが、発売当初の人気は思うように、振るわず、わずか1年で生産が
打ち切られことになりました。
そんなブライス(Blythe)を復興させたのが・・・
かの有名なジーナ・ガラン(Gina Garan)なのです。
2000年にカメラマンであるジーナ・ガラン(Gina Garan)がブライス(Blythe)の
写真集を出版し、続いて渋谷のパルコのキャンペーンに使用されたことから
日本での人気が高まり始めました。
そして、その人気によって、2001年にタカラがレプリカを販売し、
(2001年5月パルコ限定、2001年6月ネオブライス第一弾:BL1 モンドリアン)
その後、米国でも復刻版が販売されました。
<ブライスの影響力とターゲット層>
ブライス(Blythe)は、着せ替え人形のジャンルで、あの大きな頭と4色の目が
変わるという遊び心と、大人向けのファッションで、定価も1万前後で、主に
大人向けの商品として販売され、愛されています。
また、手作り愛好家らによる自作服(アウトフィット)の紹介・販売サイトなども
たくさんあり、ヤフーオークションでの売買も、かなりの人気商品の一つになっています。
(レア物のブライスはかなりの高額で落札されています。)
ブライスのボディは基本的にはリカちゃんと同じサイズで、リカちゃんのドレスも
一部使う事ができます。レプリカのブライスには小さなプチブライスや、食玩の
ブライスもあり、最近では子どもたちの間でも、人気が出てきています。
一方では、ブライスの巨大な頭に対し、拒否反応を示すドールファンも多いです。
また、このブライスが復刻されて以来、プーリップ・ブラッツのように 1/6 サイズで
ありながら体に対して頭の大きいドールが次々と発売されるようになりました。
2005年頃にバービーのヘッドサイズが数ミリ大きくなったのはそのブライスの
影響といわれています。